カープの菊丸コンビの1人菊池涼介。いまやカープのセカンドとして定着して、侍ジャパンのセカンドとしてもスタメンを飾るほどの実力をつけてきた印象です!
2013年に続き2014年もゴールデングラブ賞を獲ってきた男は一番この賞を獲りたいというほど守備にはこだわりがあるようです。
緒方監督に絶賛された守備
この動画は2015年プロ野球シーズンがスタートし、開幕ダッシュに思いっきり失敗したカープの8連敗を阻止するビッグプレーでした。4月8日この日も投手陣が頑張りクオリティースタートで試合展開するも打線が振るわず緊張感漂う試合展開でした。
カープは最近ではこの緊張感からかエラーで自滅し負けてしまうケースもあるほどチームの雰囲気は重苦しいものでした。
そして解説者が口を揃えて指摘する中継ぎ、抑えの不安。去年は31試合防御率0.58と前半戦を支えた一岡竜司に1年間投げ切った中田廉、そして抑えのキャム・ミコライオが頑張ったが、今年は中田はケガから出遅れ一岡も本来のストレートの球威はなく打ち込まれる場面がく見られる。
さらには去年先発だったデュアンテ・ヒースが守護神を務めるが1日としてアッサリと終わった試合がない。ヒースが終盤に登板すると3塁まで進まれるケースが非常に多く見ているファンは最後の最後まで気を抜けない試合に胃も痛くなっている事だろう。
4月8日のこの日も例外に漏れず、1点差、3対2でカープがリードして9回表の守備に突入すると、守護神ヒースが登板するも2アウト満塁のピンチを迎えるキツイ展開。
最後は高橋由伸をショートフライに打ち取りゲームセットとなりましたが一打逆転の場面の場面だっただけに本当にキツイ試合が続きます。
ただこの試合で連敗を7で止めたカープ。実は球界屈指の守備職人、菊池涼介のビッグプレーがあってこその勝利だった。
高橋由伸の前のバッターは亀井義行。亀井が打った打球はセンター方向へ抜けようかというゴロとなり誰もが同点打を打たれたとそう思った。しかしそこには菊池がいた。尋常じゃない速度で打球に追いつくと器用にグラブでボールをすくい取ると素早くサードに転送。
サードランナーをホームに返さなかったこのビッグプレーを緒方監督は、
「連日ずっとこういう展開で、やっと勝ちきれた。守る方はやっぱり菊池。最後勝ちをもぎ取ったプレー」
と絶賛しチームが誇る名二塁手に賛辞を贈っていました!
ゴールデングラブ2塁手部門はぶっちぎりの得票数
本人も一番受賞したい賞と語るゴールデングラブ賞を2年連続で受賞したが圧倒的な得票数での受賞だった。
得票数比較
菊池涼介・・・237票
荒木雅博・・・5票
山田哲人・・・3票
その他票数なし
まさに破天荒!と言わんばかりぶっちぎりの得票数での1位獲得。誰がみても菊池という言わんばかりの存在感だった。
それもそのはずで2年連続でセ・リーグ捕殺数記録を更新。どんな難しい打球にも忍者のような素早い身のこなしで打球に追いつく守備機会の多さがあるから捕殺も増えていく。
実は彼の場合はエラーも多いのだが難しい打球に追いついてしまうほど守備機会を生み出しているからであって、菊池のエラー数はご愛嬌と投票者は理解している。
2015年カープの赤忍者は3年連続のゴールデングラブ、捕殺数記録の更新はあるのか。今年もこの男から目が離せない!!