前田健太はなぜ日本のエースなのか
侍ジャパンのエースと呼ばれる日本のエース前田健太はなぜ金子千尋を差し置いてエースと呼ばれるのか。
今季結果を出しメジャー移籍を視野に入れた金子千尋がエースではないのか?
そもそもエースとはどんな定義があるのかと言うと、野球におけるエースとは最高の先発投手という扱いになる。そしてよほどの事情がない限り公式開幕戦で開幕投手を務める。
そして当たり前のようにローテーションを守りぬくことが最低条件だろう。プレーオフ、クライマックス、日本シリーズなどの重要な試合の1戦目に登板するのもセオリーとなっている。
エースと言う言葉が生まれたのは、確かではないが19世紀のスター選手『エイサ・ブレイナード』という選手をエースと読んでいたことが始まりではないかと言われているらしいです。
今回の2014SUZUKI日米野球、侍ジャパンの1戦目には前田健太が先発を努めた事から、やっぱり侍ジャパン、日本チームのエースは前田健太という事なのだろう。
前田健太と金子千尋の2014年の成績を見比べてみる。
前田健太
27試合 187回 11勝9敗 1完封 防御率2.60
ゴールデングラブ賞
金子千尋
26試合 191回 16勝5敗 4完投3完封 防御率1.98
最優秀防御率、最多勝利、最多奪三振、沢村賞、ゴールデングラブ賞
金子千尋の方はさすがメジャー移籍最有力投手という成績を残している。
タイトルもほぼ総ナメしていてベストナインにも選ばれるだろう。
一方前田健太はかろうじてゴールデングラブ賞を受賞したものの投手としてのタイトルは1つも獲得できませんでした。
防御率も巨人菅野智之、阪神岩田稔に次ぐ3位だし勝利数もメッセンジャーや阪神山井大介に及ばず5位。奪三振でもメッセンジャー、藤浪晋太郎に次ぐ3位で投球回もメッセンジャーに次ぐ2位に沈み、今季に関してはセ・リーグのエースと呼ぶにはどうかという成績だった。
成績が悪い前田健太がエースのワケ
それでは何故金子千尋より成績の悪い前田健太が侍ジャパンのエースなのだろうか。
それは、スター性に他ならないだろう。
カープ女子という言葉や堂林翔太というイケメン登場、更にはAクラスが普通になりかけてきているカープになる前はとても地味な球団だった。
そんな球団だったにも拘わらず唯一シーズンオフのテレビ出演などでは当たり前のように出演し、発言も面白いので盛り上がる。ヒーローインタビューだってきっと考えてきているのだろうが本当に綺麗な強い言葉で受け答えしていて名言じみた発言も多く注目を集める。
マウンドでの立ち振る舞いなんかを見ていてもどこか上品さすら感じる前田のマウンドは見ていて惚れ惚れする。
まえけん体操なんかも変な踊りをしてるなーと思っていたけど段々有名になっていきましたよね。
マウンド上での落ち着きや仕草、行動などに品があり、スター性があるなと感じます。
金子千尋は逆にとてもクレバーなイメージというか常に冷静沈着といった感じ。たんたんと仕事をこなす様はまさにプロフェッショナル なのですが、スター性というかテレビ的にとかそういう面では前田健太が1つ上なのかなと思いました。
もちろん前田健太も凄いピッチャーです。今季もメジャースカウトが何回も視察にグラウンドまで足を運びまえけんに注目していました。スライダーのキレは球界イチとの呼び声高いし基本的なカーブやストレートのコントロールも良いです。
150キロ近い速球を投げ込むパワーピッチャーですし本格派右腕です。
実際に12日の日米野球ではメジャー選抜相手に散発2安打に抑え、メジャー球にも対応できる事を目の前で見せました。
メジャー球は変化が激しくなるので前田健太クラスの投手なら更なる武器となる球種を取り入れ、メジャーでも成功できると思っています。
正直マエケンのいなくなったカープは盛り上がらなくなる可能性もありますが、個人的には黒田博樹のようにカープからメジャーで活躍してくれる選手は誇りでもありますから、しっかり応援したいと思います(^O^)
話を戻すと金子千尋よりも前田健太の方がスター性があるから日本のエースなんだと思っています。