新井貴浩 移籍先・年俸
元広島カープの4番で阪神の4番も努めた新井貴浩が阪神タイガースから広島カープへ移籍する事が分かった。年俸は阪神タイガースで提示された推定8000万円を大幅に下回る2000万円あたりと見られる。今季の年俸2億円の10分の1まで下がるのを分かってまで広島に戻りたかったわけとは。また広島時代、阪神時代に着けていた背番号25の復活はあるのか。
元阪神新井貴浩は広島カープから阪神タイガースへ移籍する際「優勝できるチームへ行きたいです」と会見で涙を流し阪神へ移籍した。本人はもう広島ではプレーできない覚悟で球団を後にしたのは当然のことです。
しかし条件の良い阪神を捨ててまで古巣の広島カープへ復帰する道を選んだわけは『選手としての本能』に他ならないだろう。
阪神には打点王に輝いた超強力ライバルゴメスが加入し試合数が激減し、居場所がなくなる可能性は増した。年俸以上に本人にとって大事なものは試合に出場することだと自らの意思で決断した。
熱い思いが伝わってくるようだ。お金よりも選手であることに拘りたいと強い気持ちが伝わってくる。もちろん減額制限を超える条件を提示した阪神にも不信感が湧いたのかも知れない。しかしそれ以上に古巣広島への復帰は苦渋の決断だったのではないか。
「どんな顔で戻ればいいのか」と本人も思い悩んだが、「もう一度広島で野球がやりたい気持ちがあるのであれば歓迎する」と真っ先に迎える姿勢を見せたことで、本人の心に響いたのかもしれない。新井貴浩のその足は広島へ歩み進み既に球団には復帰する意向を伝えたそうだ。
戦力として考えていると声もかけられ、サード、ファーストが固定できていないカープにとっても頼もしい存在になりそうだ。
提示された年俸は今季のそれを10分の1まで落ち込んだ数字だったが必要としてくれる球団の存在が一番嬉しかったのは本人だろう。
涙の退団会見から8年…8年ぶり広島カープへの復帰は決まった。
背番号25を球団は用意するのか
広島時代阪神時代ともに背番号25を背負ってきた新井貴浩。2球団とも背中に25という数字を着けていたら背番号25は新井というイメージは強いだろう。
しかし現在新井が広島を去ったことでカープには既に背番号25を着けている選手がいる。高橋大樹だ。高橋は2012年の広島ドラフト1位指名選手で外野手だ。1軍出場は2試合のみでまだプロ初ヒットは出ていない。2軍でも2013年は61試合、2014年は91試合と期待されて起用されてはいるが2期とも打率は2割2分に届いていない。
これなら球団は『25』を用意するかもしれないが、高橋にとってはいきなり帰り咲いた新井に背番号を取られるのはいい気がしないだろう。
見所は球団が未来の大器に背番号を残すのか、帰り咲いた大器に背番号を再び与えるのか。球団の期待の高さが測れるかもしれない。
※追記 新井貴浩の背番号は『28』に決定したようです!流石に一度カープを離れていった新井選手に25番は用意しなかったようです。
これまでプロ野球選手として着けてきた背番号25とお別れするのは寂しいと思いますが、もちろんそのくらいは覚悟の上での古巣復帰だとおもいます。
復帰先はサードを争わせるのを基本路線とし、代打要員も視野に入れて活躍次第ではサード固定、またはカープはサードは梵英心、田中広輔、堂林翔太、鈴木誠也、上本崇司、栗原健太など熾烈な争いですから容易なことではないと思いますが、実績があるのでやってくれるのではと期待しています!