CSは確定したカープ。
という事でカープのCS不安材料と好材料を洗い出してみましょう。
シーズン通すと色々な事があります。
好調だった選手が不調に陥ったりケガで離脱してしまったり。
実はカープはここの部分がかなり多く、厳しい状況だと思っています。
CSは決まったカープはどれくらいCSでやれるのか現状の不安材料好材料を洗い出していきましょう!
【CS不安材料】
・ 先発投手陣に安定感がない
・ 守護神ミコライオが守護神とは呼べない
・ 鉄壁だった中継ぎ陣がガタガタ
・ 主砲エルドレッドの調子がどこまで戻ってきているか
・ 捕手陣にケガが多い
先発投手陣に安定感がない
絶対的エース前田健太でさえもオールスター明け後不調からどれくらい調子を戻してきているか分からない。
それに加えバリントンの離脱。ローテーションを守ってきた野村祐輔の2軍落ち。
新人王候補の大瀬良、ヒース、福井、九里も調子がバラバラで安心は全くできない現状は立ち上がりから不安感たっぷりで挑まなくではならず、打者陣にはプレッシャーをかけているだろう。
焦りか打撃が空回りになる可能性もある。
守護神ミコライオが守護神とは呼べない
ミコライオもシーズン後半に入って調子はかなり悪い。
155キロ近い剛球はあるがコントロールが定まらず登板すれば四球を出さずに投げきる事の方が珍しい。
角度のある速球は魅力のミコライオだが現状守護「神」とは呼べない。
鉄壁だった中継ぎ陣がガタガタ
シーズン前半は一岡、中田、永川などの中継ぎ陣が目を見張る活躍をした。
しかし一岡はケガで離脱でCSは間に合わないだろう。
永川も2軍から上がってきたばかりで先日も苦しいピッチングだった。
今年大車輪の活躍を見せた…はずの中田もホームランを打たれるシーンがとても多くなったし、今村が投げる度に打たれるようになった感じとダブって見えてしまうのは辛いところ。
戸田、中崎の台頭はあったものの起用法の固定ができておらず計算が苦しい状況。
現状の投手陣には守護神も中継ぎエースもいないといっていいだろう。
主砲エルドレッドの調子がどこまで戻ってきているか
カープが今年大躍進を遂げたのはエルドレッドの力があった事は間違いない。
2008年栗原健太、助っ人としては2004年ラロッカ以来となる100打点に加え9年ぶりとなるシーズン30本の本塁打には何度チームが救われただろうか。
しかし長い不調のトンネルがあった。別人のように打てなくなったエルドレッドは2軍落ち。
再び1軍へ戻ってきたエルドレッドはホームラン、ヒットも出始め復調してきた。
しかしエルドレッドは中速球投手を得意としており剛速球には振り遅れるといった特徴がある。
好調時にはこれらの球をファールで逃げたり四球が選べたりしていただけにここまで調子をあげてこられるかが鍵となる。
捕手陣にケガが多い
會澤翼の肉離れでの離脱、石原の首の痛みなどケガがとても多くなっている。
會澤翼は元々ケガをしやすく体が頑丈なはずの石原の故障は想定外。
大事なCS前だけにケガだけはしてほしくない。
【CS好材料】
・ 前田健太の復調傾向
・ ヒース投手の獲得・活躍
・ 菊池・丸コンビの好調衰えず
・ エルドレッド・ロサリオ両助っ人が好調
・ 田中広輔は最短10日で復帰
・ 會澤翼の1軍復帰
・ 打撃好調な選手が激増
前田健太の復調傾向
8月から勝ち星が増えず打たれるシーンが増えメジャー移籍が不安視されるほど調子が安定しなかった前田健太。
しかし9月に入り9日から圧巻のピッチングを取り戻した。
8回無失点、8回無失点、7回2失点、8回2失点と前田健太らしさを取り戻した。
苦手巨人にも1つ勝ち星を挙げ、明るい材料だ。
ヒース投手の獲得・活躍
シーズン途中加入のデュアンテ・ヒース獲得が良かった。ノビのある速球にナックルカーブ、連続イニング無失点も20回以上を記録するなどバリントンの離脱の中タイミング抜群の補強だった。
乱調グセがあるもののクオリティースタートの確率は高く、心強い新助っ人投手がカープを支える。
菊池・丸コンビの好調衰えず
キクマルコンビと言われる2人の調子は留まることを知らない。
両者とも打撃絶好調、守備範囲も広くスター級の選手まで成長した2014年カープを象徴とする2人だ。
この2人の存在がなかったらカープのCSはなかったかもしれない。
この2人は去年CSも経験済。暴れてくれるだろう。
エルドレッド・ロサリオ両助っ人が好調
エルドレッドの復調が大きい上に、ロサリオの台頭はかなり好材料。
キラの不振によるチャンスを楽しみながら掴んだロサリオは今ノリにノっている。
40本にせまるホームランと100打点越えの主砲にムードメーカーでもあり勝負強いバッティングが光るロサリオの活躍は好材料。
田中広輔は最短10日で復帰
デッドボールで2軍へ落ちてしまった新人王候補の田中広輔が最短10日で復帰。
今季カープの打線を支えた主力級選手なだけに問題なく1軍復帰できたのは好材料だ。
本人も元々調子は維持したままと言っている。
會澤翼の1軍復帰
カープの次期正捕手と言われるバッティングが得意の打てる捕手會澤が石原の故障に伴い昇格した。
肉離れから離脱し、実践復帰を果たしたばかりの會澤はまだ本調子ではないかもしれないが1軍復帰初戦に3ランホームランを放った勝負強さは異常。
嬉しいニュースだ。
打撃好調な選手が急増
今年のカープはとにかく打線好調。
規程打席に達し打率3割の菊池涼介に丸佳浩。
100試合以上に出場し3割近い成績の田中広輔。
70試合前後ながら打率3割3分のロサリオに3割1分の松山竜平。更に會澤翼も3割2分近い成績だ。
打線好調なカープはリーグ2位の打率、リーグ1位の本塁打数、リーグ2位の打点数を誇るカープ打撃陣は好材料です。
打線は楽しみですが正直投手陣の不安は拭えないカープ。
CSへ向けて少しでも良い調整、調子の維持に励んでほしいところ。