2014年限りでプロ野球選手を引退したGG佐藤(佐藤隆彦)。
カナリ有名なエピソードなのですが彼が極度の不振に陥った理由はあの試合でのトラウマからでした。
彼はこの試合で野球人生の歯車が狂ってしまいました。
北京五輪での悪夢
2008年8月22日。
北京オリンピック準決勝日本対韓国での試合だった。
勝って決勝に進みたい試合で大きなレフトフライがGG佐藤のもとへ。彼はこの打球をグローブに当てながら弾いてしまい日本は失点してしまいます。星野監督の厳しい視線が怖いです。結局日本は敗れてしまいます。
そして悪夢はこれでは終わりません。
翌日8月23日。銅メダルをかけアメリカとの3位決定戦。
なんとここでも簡単なフライを落球してしまいます。実況の方も、
「まだ呪縛から開放される事はありません」
と言っていて結局日本は負けてしまいます。
スポーツ紙は彼の失策を大々的に報道し負けた理由の責任は彼にあると責めてトラウマになりそうだったらしいです。
野球選手の日本代表として世界でプレーできるのは嬉しいハズなのにこんな気持ちになってしまうなんて結構残酷なものですよね。
草野球では笑って済ませられますがプロではそうはいかない。
ましてや世界の舞台での大エラーなんでイップスになってしまってもおかしくありません。涙を流してしまうのもおかしくないですね。
GG佐藤の妻が当時
「死にたい・・・」
とメールで言ってきたと語っていただけに下手したら自殺してしまうんじゃないかという心配もありました。
こう考えたら想像を絶するプレッシャーの中でスポーツしているんだなあと感じます。
その後イタリア、ロッテと移籍するも思うような成績を残せず2014年引退という形になってしまいました。
しかし、落球後の日本での試合ではファンから「負けるな!」、「GGはGGだ」などと応援や励ましのプレートが掲げられとても勇気づけられたと言っています。
「キモティー!!!」
ヒロインでのこのセリフでも、じじい見たいだからGG佐藤というネームも愛着がありファンから愛された選手です。
引退後は就職したみたいですが本人が笑って話せる思い出になる事を祈るばかりです。