甲子園が開幕して3日目。連日の猛暑の中憧れの甲子園で駆け回る球児たちが爽やかで青春だなーと感じます。
しかし甲子園を見ていると1つ気になるシーンがありました。というか違和感と言った方がいいのか。
それはピッチャーがバッターの頭部にボールを当ててしまった時の事でした。
頭部死球はプロではほぼ退場
プロでも高校野球でも硬球が頭に当たってしまった瞬間はドキッとするものです。最悪死に至る事もありますから140キロの石のようなボールが頭付近に当たってしまった時は怖くなります。
プロでは頭部死球で危険球退場はそう珍しいものではありません。
最近では広島カープの守護神中崎翔太が12回2点リードのセーブの権利がかかる場面で登板するも2球で退場になってしまい衝撃的なシーンでした。
幸いなことに片岡選手は病院で検査するも打撲との診断でした。翌日中崎選手は謝罪し、再びセーブのつく9回のマウンドに上がり解説の方も心配していましたが何とかセーブをあげる事ができました。
危険球の影響でイップスになってしまう選手もいるので良かったです!
ちなみに球種はフォークボールだったようで球速的には120キロ台だったかもしれませんが強い脳震盪はあったと思います。
ただプロでも危険球は必ずしも退場になるワケではありません。
この例も広島カープの試合なのですが會澤選手がカーブを頭部にくらって投手が退場にならなかった事がありました。
この時観客からはブーイングが起こったのですが審判が危険球だと判断しなかった場合は注意だけで済む場合もあるようです。ちなみに會澤選手は元気に1塁へ向かいました。
ただ基本的にはプロの場合は一発退場の可能性は高いでしょうね。
高校野球での危険球が退場になる場合
甲子園でもたまに頭部へのデッドボールは見かけますよね。プロよりも球威がないとは言え扱っているボールは同じ硬球。間違いなく危ないです。
しかし基本的には治療や注意など済まされプレーは再開されます。ほとんど退場宣告を受けるシーンを見たことはないと思います。
実は高校野球では故意の危険球でない場合退場にはならないのです。
やはりまだプレーしている選手が学生であるとか責任能力は低いという判断なのでしょうか?
故意という事は甲子園のような正々堂々と戦う試合などではほぼ危険球退場はないでしょう。つまりテレビで甲子園を見ていてピッチャーが退場になる事は基本ありえないでしょう。
ただ地方での試合や練習試合では色んな高校がありますから教育の行き届いていない学校のピッチャーが腹を立てて故意で狙ってしまうケースはあるのかもしれませんね。