スポンサーリンク

広島カープの漢気溢れる投手と言えば背番号15・黒田博樹(くろだひろき)です!

7年間カープからのラブコールを受け続け、2015年には

年俸21億とも言われた男がその契約を蹴ってまで

古巣カープに復帰した事はカープファンのみならず多くの野球ファンの心を打ちました。

そんな黒田博樹も40歳です。来年は41歳ですが2015年の成績を

見る限り2016年も全然やれそうだと思います。

しかし本人は真剣に引退と向き合っているようです。

本当にこのまま引退してしまうのでしょうか?

個人的感情を入れつつ考察していきたいと思います。

スポンサーリンク

「燃え尽きた」発言に見る引退示唆

 

 

元々黒田博樹は夏場に足首を痛め登録を抹消されるなど

プロ野球選手の体としてはギリギリの状態でしたね。

幹部は腫れ、黒田博樹の持つ正確なコントロールにも

影響が出て結果が伴わずに苦しんだ時期がありました。

 

 

オープン戦でも盛り上がりました!

東京ヤクルト戦では黒田博樹の取ったアウトを

全て特集したスポーツ番組もあったし昼の合間合間の

スポーツニュースは黒田博樹の復帰登板で持ち切りでした!

ヤクルトの選手は口を揃えて球が捉えづらいと語り

その正体は「フロントドア」と言われる高速シュートでした。

 

 

大リーグで覚えたフロントドアで見逃し三振を奪うシーンや

右打席のバッターに投げることで内野ゴロを量産しました。

ピンチに陥っても落ち着いた投球で交わすのが黒田博樹の

真骨頂ですのでそれはシーズン中、本当によく見られましたね。

中日の大島洋平選手は、「シュートでしょ」と特別視していない感じ

でしたが蓋を開けてみたら2015年の対戦成績は

12打数、2安打、2三振、打率.167と結果が出せませんでした。

もしかしたら黒田投手も意識して抑えにいってたかもしれませんね。

 

 

ちなみに2015年黒田投手を苦手にしていたチームの主力選手は次の通りです。

 

【2015黒田博樹を苦手にした主力打者】

 

ヤクルト 川端慎吾 20打数、4安打、2三振、打率.200

ヤクルト 雄平 20打数、3安打、1本、3三振、打率.150

ヤクルト 中村悠平 17打数、1安打、1安打、5三振、打率.059

阪神 マートン 19打数、5安打、3三振、打率.263

阪神 ゴメス 17打数、3安打、1三振、打率.176

DeNA ロペス 7打数、1安打、1三振、打率.143

 

 

【2015 黒田博樹から1本もヒットを打てなかった有名打者】

 

巨人 高橋由伸 3打数

巨人 亀井義行 6打数

巨人 村田修一 3打数

阪神 西岡剛 7打数

阪神 梅野隆太郎 7打数

オリックス 糸井嘉男 3打数

ソフトバンク 松田宣浩 3打数

ソフトバンク 今宮健太 3打数

 

 

そして、黒田博樹投手の

2015年の成績を振り返ってみますと

26試合、1完投、11勝8敗、防御率2,55、奪三振106

と40歳で先発投手としては非常に素晴らしい成績を収めました。

 

シーズン終盤には10勝届かなければ黒田が辞めてしまうかも!

とカープファンの間では騒ぎになっていましたが

無事10勝をクリアすると続けて11勝を挙げてしまったので

これは来年もしっかりやってくれるぞ!とファンも期待しました。

 

 

しかしプレミア12が終了したタイミングで黒田博樹の去就が

注目されるようになってきました。

その理由は本人のこの発言からです。

 

「燃え尽きた」

 

と報道陣の前で悩める心の内を見せました。

元々シーズンオフにたまに黒田博樹特集が行われていましたが

浜田雅功や石井一久がインタビューした時の一幕。

 

 

まるでプロ野球人生を修行のように語る黒田選手・・

浜田雅功の出す明るい雰囲気で、明るい感じに盛り上がってますが

マジ顔で「いつ辞めてもいい」というのは嘘やハッタリや

かっこつけた言葉じゃないのはカープファンならご存知のことと思います。

2015年は2014年に稼いだメジャーでの年俸の分で

ほぼタダ働きだったという漢気復帰も

『カープでプレーして終わらないと後悔しそうな気がする』

ということで復帰したと言います。

その役目を終えた2015年・・引退しても全くおかしくないですね。

 

 

2015年にかけた思い

 

 

 

黒田投手が今年に掛けた気持ちというのはかなり大きかったと思います。

2年連続Aクラス入りを果たしたカープ(2年連続3位)。

親友の新井貴浩のカープ復帰。

前田健太を筆頭にした先発陣。

キクマルコンビこと菊池涼介と丸佳浩の飛躍。

野村監督の築き上げた強いカープの土台。

 

様々な要素がカープ優勝へのチャンスを大きく期待させる年だったと言うのは野球ファンの方は多いと思います。

あの江川卓さんも春先のセ・リーグ優勝予想をカープに変更するなど

カープの盛り上がりは例年以上でした。

今年にかけるモチベーションは相当なものだったと語る黒田投手。

蓋を開けてみた今シーズンは先発投手陣の人材不足、

大瀬良大地の配置転換、キクマルコンビまさかの大不振、

エルドレッドのケガ、中継ぎ陣崩壊など

まさかのリーグ4位という結果に終わってしまいました。

 

 

唯一プラス要素だったかなと思う点は

前田健太の沢村賞受賞やジョンソンが良い投手だったことと

中崎翔太、福井優也の成長でしょうか。

しかし、それでも4位で終わってしまった上に

前田健太のポスティング移籍を球団が容認する形が

決まってしまったので来年のカープにエース前田健太が

いることはないでしょう・・

 

こうなってしまっては来季のカープの『優勝』の

可能性にしてはかなり僅かなものとなってしまいます。

もちろん東京ヤクルトのように最下位からの最高位みたいな

こともあるわけですから有り得るわけですけど、

頼りのキクマルコンビ、マエケン、エルドレッドの未知数感を考えると

カープの優勝は非常に厳しいのかなの思わざるをえない感じです。

 

 

2015年を超えるモチベーション

 

 

 

もともと、来季20億というデカイ契約を蹴ってカープに復帰した黒田投手です。

カープ2年連続のAクラス(2014年は2位も惜しかった)、

キクマルコンビの飛躍

(菊池は144試合188安打11本打率.325)

(丸は144試合166安打19本打率.310)

前田健太という絶対的エース、2014本塁打王のエルドレッドなど、

黒田投手は様々な状況やチャンスを踏まえ全力で

優勝する気でカープに復帰したんだと思うんですよね。

 

そのままメジャーで投げていても10勝は挙げれる評価は

メジャーで評価されていた通りだし、黒田投手の確立した

メジャーでのピッチングを評価しての20億提示ですので、

まあ普通の人間なら4億のカープより20億のメジャーを

取ると思うんです(現実味のある話だと捉えて下さい(^_^;))

 

本当にカープに対して恩義があり、活躍できていなかった時期に

育ててもらった思いがあるから復帰したんだと思うし、

本当に2015年カープを優勝させて現役引退という

黒田投手のシナリオがあったのかもしれません。

 

 

しかし2016年のカープの優勝は現実的に2015年より可能性は

低くなってしまいました。

黒田投手が優勝に思いを寄せているのか、

カープに貢献して選手人生を終えたいのか分かりませんが

2015年を超えるモチベーションは中々生まれないのは明白です。

 

 

いちカープファンとしては寂しい気持ちもありますが

元々満身創痍な黒田投手には、

復帰してくれてありがとう、という気持ちも当然ありますし

プロ野球界を大いに盛り上げた1年だった事は

間違いないのでこのまま引退したとしても

心からお疲れ様でしたと言いたいです。

 

 

個人的には2016年はエースとしてカープを引っ張っていってほしいとか思うのですが、年齢的にもモチベーション的にも厳しいのかもしれません。

 

メジャー復帰という噂も一部ありますが僕は

黒田投手が現役を続けるならそれも応援したいと思ってます。

カープが飛躍してくれるのを願うカープバカですが

今いる選手が殻を破らないと優勝は到底ムリだと思います。

 

 

黒田投手がどういう道を選択しようと、

僕はそれで納得しようと思っています。