小笠原道大と言えばもう41歳の大ベテラン。球団を日本ハム、巨人、中日と転々としつつも現役にこだわり続けています。
気になるのが中日ドラゴンズに移籍した経緯と現在の位置づけです。スタメン出場は?代打での出場が多い?
侍と呼ぶにふさわしい男、小笠原道大の今を書いていきます!
小笠原選手が最後に苦しんだ巨人時代
小笠原道大は2012年オフ、NPBの定める減額制限を大幅に上回る史上最大の減額で契約更改しました。
その減額は実に3億6000万円。4億3000万円から7000万円です。今シーズンから古巣広島カープへ復帰した元阪神の新井貴浩も2億から8000万円の提示を受けました。これも減額制限を超えていますが大きな減額だったのでビックリしました。
さらに新井選手は自由契約の道を選びさらに条件の悪い2000万円という10分の1の年俸で契約したときはもっと驚きましたが、小笠原道大の減額はもっともっとビックリですよね。
小笠原選手も「覚悟はしていた。契約してもらえるだけありがたい」と話してはいましたがかなり悔しい気持ちだったと思います。
結局2013年のシーズンは2年ぶりのホームランを打つなど復活の兆しはあったのですが不運な事にケガで離脱。その後巨人の構想から外れたのか大ベテランである小笠原選手は日本シリーズ出場枠40人にも選出されず、オフにFA宣言しました。
中日では背番号36を着けて活躍中!
2014年からは年俸3000万円の1年契約で中日ドラゴンズにFA移籍。基本的には一塁、三塁手である為、主力の森野将彦の休養日のスタメンを努めたり代打での試合出場がメインとなっていました。
2014シーズンは81試合、25安打、1本、18打点、打率.301と結果を出して1500万円アップの4500万円で契約更改したようです。
現在は森野選手は3月29日の阪神戦で右手に送球を受けてしまい、これが骨折。離脱に伴いスタメン起用かと言えばそうでもなく、あくまで代打の切り札としての位置づけとなっているようです。
しかしその代打での集中力は凄いものがあって、解説者の方も準備を怠らないですからとベテランを絶賛。13打席5安打4打点3四球と素晴らしい集中力で結果を残しています。
なかでも4月5日の広島戦では延長12回セットアッパー一岡の外角低めの難しい球をライト前へ流してサヨナラタイムリーを放ちました!
サンキューガッツ!と小笠原選手の愛称でみんなが祝福したそうです(^O^)
代打での記録も凄い!
小笠原道大は代打での素晴らしい記録もいくつか記録している。
・代打連続打数安打・・・6回(四球1つ挟む)
・代打連続打席出塁・・・9回(安打6四球3)
共に2014年に記録されたものです。それもそのはずで代打としての起用がメインとなっているのは近年の話。今まではもちろん主力としてスタメンで出場していたので代打とは無縁の男でしたからね!
しかし若手の成長を考えてかガッツ小笠原はスタメンに起用しない方針のようで、主に代打での起用ながらこの記録を1年で成し遂げるなんて凄いと思います。
スタメンでもいけるんじゃないかと思うのですが今年で年齢も42歳ということで、スタメン起用で体も疲労し故障でもしたら貴重な左の代打がいなくなってしまうのも悩みどころ。
球団としては難しい所なんでしょうね(^_^;)
しかし、ここぞ!って時に頼れるベテランがいるのは心強いです。広島の前田智徳、阪神の桧山進次郎、巨人の石井義人のようにベテランに救われた試合はいくつもあります。
シーズンの中の貴重な白星をあげるために代打の神様が球団に1人いるとファンもチームも盛り上がりますよね!
これからも集中力の高い小笠原道大を応援していきたいと思います^^