ヤクルトファンは待ちわびた事だろう。由規が帰ってきたのだ!
右肩のクリーニング手術をしてから長い長いリハビリ生活を超えマウンドに帰ってきたかつての豪腕は志願して3月11日東日本大震災が起こったこの日に決意の登板を果たした。
開幕ローテも見えてきた
マックス161キロという球速を誇った彼のストレートはもう見られないのかと思ったファンも多い。しかし彼は志願してオープン戦とはいえ日本にとってとても大切な日のマウンドに上がった。
3月11日。4年前のこの日東日本大震災が日本を震撼させた。
誰しもが絶望し、プロ野球選手ですら
「野球どころではない」
と語るほどショックな出来事だった。
それでもプロ野球選手はメディアを通して自分の全力プレーを見てもらえている方に伝えられる貴重なスポーツ。由規はそんな大事な日だからこそ決意の登板を志願した。
8割形復活したと言っていいと思う。
3回1安打無失点4奪三振、最速150キロ。
彼は、
「中途半端なピッチングはできなかった。どれだけの人が見てくれているか分からないですが、少しでも自分の投球が被災者の方や東北の人に届けば」
と話し野球で伝えられる勇気や元気を自らのプレーで与えようとしたのだ。
この時期にして150キロ。彼の魅力の豪腕ぶりは健在のようだ。もちろん相当苦しいリハビリ生活を送ったに違いないがここまでの復活となるとは思っていなかった。
ヤクルトはエース館山も血行障害に苦しみ復活が待たれている。
その中でかつてのダブルエースの1人由規が帰ってきてくれれば勝ち星も増えるだろう。
真中新監督の元ヤクルトの開幕ローテーションを勝ち取り復活の年にしてほしいですね。
個人的には今年一番カムバック賞を取ってほしい選手です。