2016年の優勝に続き、2位阪神と8.5ゲーム差(8月22日時点)をつけ首位を独走している2017年の広島カープ。
今年も優勝しこのままあっさり2連覇するのか、はたまた阪神がひっくり返し逆転優勝はあるのか。
今年のカープの優勝確率を個人的な見解ですが発表していきます。
ちなみに今年のカープは去年よりも優勝日が早いのでは?と言われているのでプロ野球最速Vが期待されています。
そのあたりの可能性についても発表していきます。
目次
カープの優勝確率は95%以上。それほど離れたゲーム差
広島カープは既に優勝マジックが点灯していて8月22日時点でマジック23。
マジックとは勝利で1つ減り、2位阪神が負けたらさらに1つ減るものなので1日で2日減ったりする優勝へのクリンチナンバーです。
実はマジックが点灯したからと言って、優勝はもう首位のチームなのかというとそうではありません。
2位とのゲーム差が1ゲームや2ゲームなどの僅差でのマジック点灯も残り試合数が少なくなればマジックは点灯するので勝敗によってついたり消えたり、あるいは2位のチームが連勝し首位にたったチームにすぐさまマジックがつくこともあります。
しかし2017年のカープのマジック点灯は、2位阪神にとってとてつもなくひっくり返しにくいマジックなのです。
その理由はゲーム差8.5にあります。
ゲーム差の埋まり方
プロ野球のゲーム差は対象チームの勝敗によって変わります。
2位のチームが勝って1位のチームが負けてやっと1つゲーム差が縮まります。
しかし両チームが勝利するとゲーム差は縮まらないままなのです。
2位のチームが引き分けて1位のチームが負けた場合は0.5縮まります。雨天中止で対象チームが試合がない日などはよくこれで0.5離れたり縮んだりします。
この法則を見てみると8.5ゲーム(8月22日時点)を埋めるためには最早、自チームの連勝だけではどうにもならない差になっています。
首位カープが阪神が勝つ分よりも9試合多く負けていかないと逆転はないし、それほどの連勝を阪神は要求されます。
2位阪神がここからひっくり返す為の勝敗は?
単純計算してみると、阪神が優勝するためにはカープが残り試合(29試合)を10勝19敗でいったとしたら、阪神は残り試合(33試合)21勝12敗でいけば阪神は0.5ゲーム差をつけ逆転優勝できます。
勝率になおすとカープは3割4分4厘、阪神は6割3分6厘でいかなければ阪神の優勝はありません。
数字で見てみるといけそう?
と一瞬思ってしまいそうですが、かなり厳しい数字です。
まずカープが負けないと優勝の目がないのに対し、カープはここまで114試合を勝率6割2分7厘できています。
この超安定した勝率、勝ち方を知るカープが3割4分ちかく勝率が落ち込む根拠がありません。
マイナス要素はほぼ無いといってよくて、ベンチメンバーはどちらかと言うと厚みを増してきているので底力はむしろアップしているでしょう。
カープのベンチメンバーが熱い!
カープはタナ、キク、マル、そして4番鈴木誠也の固定された主力に加え、スタメンと控えを休み休み、相性などで使われる主力級に松山、エルドレッド、阿部、新井、西川、ここにほぼスタメンマスクの打撃のいい會澤がいます。
この主力級のスタメンに続く強力な控えがカープは充実しています。
代打の切り札でいくと最近はメヒアと1軍2軍で分けられているバティスタ。
今季終盤から代打として力を発揮している岩本。
守る場所がなく代打などの起用にとどまっているが今年はバッティングがいい堂林などが控えます。
さらに足のスペシャリスト野間や上本が控えています。
緒方監督はそれぞれの選手の起用法を年々熟知してきているので抜け目のない采配を振るってきます。
これがはまってくるからこそ終盤に強い逆転のカープが生まれています。
以上の理由から95%以上の確率でカープが優勝すると思われます。
カープのプロ野球最短V更新は?
これまでのプロ野球最短Vは巨人の1990年の9月7日です。
最短優勝記録を巨人が持っている形ですが、今年カープが塗り替える可能性はどのくらいでしょう?
9月7日までの残り試合数は9月7日含め14試合です。
仮にカープがここまでの勝率6割以上、大体9勝5敗以上で勝ち進めば十分更新の可能性はあるでしょう。
2位阪神がここまでの勝率どおり5割5分でいけば8勝6敗あたりとなり、このペースでいくなら9月12~14日あたりの優勝となりそうですが、直接対決が9月5日、6日、7日とあるので阪神に3タテできればマツダスタジアムでの最短V、あるいは最短Vタイを拝める可能性があるでしょう。
カープの最短Vに関しては阪神の勝敗で大きく変わってくるので、カープファンは阪神ファンには悪いですが負けてほしい所でしょうか。
CSへ持ち込めばぶっちゃけ分からない
実は2017年カープは2位阪神、3位DeNAとの試合成績が良いとは言えません。
8月22日時点で2位阪神とは10勝9敗1分。
3位DeNAとは9勝9敗なのです。
これはカープ優勝の歓喜の裏にひっそり隠れていますが、知っているファンは滝汗をかいていると思われます笑
カープはこの2チームとほぼタイの成績なのでCSに持ち込んだらどうなるか全くわかりません。
そしてホームマツダスタジアムでは
2位阪神とは5勝2敗1分。
3位DeNAとは地方球場含め5勝4敗(マツダでは4勝4敗)
となっていて、ホームの利で阪神には勝ち越しているもののDeNAとは全くの5分と言っていいし、今季のDeNAを見ているとカープに対しそこまで苦手意識はないように見えるので本当に脅威です。
カープは優勝は間違いないと思いますがCSからは本当にどう転ぶか分からないのでシーズン最後はひりついた試合が見れると思いますね。
逆に言えばCSは本当に楽しい素晴らしい試合を繰り広げてくれると思うので非常に楽しみではあります。