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8月27日の試合に勝ち、巨人阪神に2連勝し4連勝とした広島カープ。

現在4位ながら3位巨人とゲーム差1,5とAクラスが見えてきました。

今回はCSの可能性と鍵を握る選手、そして魔の12連戦について考察してみます。

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打線は湿りがち、投手陣も後ろに不安

 

 

カープは中軸の決定力不足が懸念されます。

新井貴浩は疲れから失速気味の体調になかなか固定できない3、5番。

やっぱりチャンスに弱いというイメージは否めません。

 

 

そんな中CSへ向け良い兆しと言えるのがエルドレッド。

復調が本物ならAクラスへ大きく前進します。

2試合連続ホームランに大事な場面でタイムリーを放つなど頼もしい活躍を見せ始めていて、今調子を落としてもらうと非常に困る選手と言えます。

あわよくば4番を任せられるくらいの、去年ホームランを打ちまくっていた中盤あたりの打撃が戻ってくれば嬉しいところです。

 

 

打てる捕手會澤もここのところ石原にマスクを譲るシーンが目立ち、本来カープが求めていた『正捕手會澤』が実現できていないのは痛いです。

石原は肩の調子も良く盗塁阻止率、打率も復調ぎみなので今は問題ないのですが、やはり會澤復活は今後のカープには必須です。

 

 

投手陣は黒田に若干疲れや怪我を押しての登板で、試合序盤に捕まるケースが増えてきたので少し不安ですね。ヒットを打たれすぎてるのが気になります。

しかしその他のまえけん、ジョンソン、福井らはかなり頼れるレベルの存在感を見せていて7回あたりまでは安心して見ていられるようになりました。

先発陣はコマが何枚か足りませんが大丈夫でしょう。

 

問題は後ろ。ヒースは好調なものの、やはり大瀬良と中崎は心配です。

大瀬良は確かにここのところ気迫のピッチングで中継ぎにも慣れてきたのか結果を残しはじめています。プロ初セーブもマークしました。

 

一番問題なのが中崎です。もはや『守護神』というよりは9回に投げるピッチャーです。

セーブ数は20をマークし頑張ってはいるものの6敗は負けすぎ。かつての永川劇場を見ているようで毎回のようにピンチになるのは見ていて心臓に悪いです。

やはり決め球がないというのが致命的でしょうか。中崎は7回前後の0で抑えてほしい場面とかで投げさせるのが吉な気もします。その場合は抑えはヒースでどうでしょう?

 

一岡も調子を上げてきているようなので、配置転換をするならこのあたりでしょうね。

 

 

 

魔の12連戦は9月18日から

 

 

 

何が魔って12連戦である事もそうなのですが、超変速日程になっています。

18、19は中日戦。20,21はDeNA戦。22,23はヤクルト戦。24が巨人戦で25~27が唯一の3連戦。極めつけが28がDeNA戦で29がヤクルト戦です。

 

3連戦が一度しかなく移動のオンパレードで選手の疲労もピークになるでしょう。

 

 

ただ、1つだけ流れに乗る方法があります。

それはとにかく連勝しまくる事です。

実は1986年広島がリーグ優勝を果たした阿南監督時代にもシーズン終盤の連戦はありました。

その時はチームが勝ち続けた事で選手も気持ちが切れずにいけたらしいです。

 

逆に言えば負け続けたらズルズル連敗してしまう可能性も大なのでとにかくカープは勝つしかないと思います。

 

 

 

カープは『ここぞ』に弱い

 

 

 

近年のカープと言えばここぞという時に勝てないイメージ・・というか事実があります。

一昨年前まではとにかくAクラスまであと一歩という局面を迎えるも、ことごとく連敗連敗で4位5位が定位置と、プレッシャーがかかるとチャンスで打てなくなるエラーが増えるなど脆さが出るという悪循環でした。

 

やっと一昨年初CSを達成し阪神に2連勝で巨人との第2戦へ進むもまさかの3連敗でストレート負けしました。

そして去年は勝てば2位確定という場面で勝てず、とうとうシーズン最後の試合の結果で2位か3位という場面を迎えました。

結局ここも勝てず優勝どころか3位で終わってしまいました。

 

 

カープと言えばまさにこういうイメージで、現在4位と1、5差に詰め寄ってはいますがここからAクラスに浮上できるのかとても心配です。

 

一昨年や去年のようなAクラスにいた理由がハッキリ分かるようなチーム状態じゃなく、逆に4位でいることがビックリなチーム状況なので正直厳しいとは思います。

 

 

ただカープが勝ってほしい事は間違いないのでキクマルコンビの覚醒やエルドレッドの覚醒、會澤の覚醒など終盤に強さを見せてほしいですね!