黒田博樹がオープン戦初登板し、ヤクルト打線を4回3/1をパーフェクトに抑えたことでフィーバーぶりが加速しています。
試合中に見せたある球種が各選手衝撃だったようで新米捕手の藤井亮太も
「捕手目線で勉強になった」
と絶賛の嵐だったようです。
フロントドアについて動画も交え紹介します^^
フロントドアのイメージ
フロントドアは球種ではなく変化球のシュート・シンカーに近い ボールで、左バッターから見たらインコースから中へ入ってくるボールをそう呼びます。
また、逆にアウトコースから中へ入ってくるボールをバックドアと呼びます。球速も速いのでバッターはストレートだと勘違いしやすい。
黒田博樹だからキレのあるフロントドアを投げられるというのもあるでしょうが、今年キャッチャーとして1軍で活躍しそうなヤクルト藤井選手が、
「ボールだと思ってよけたら、球が真ん中近くにあった」
とオープン戦での印象を話したように左バッターの彼からしたらかなりの衝撃の球だったようです。
当たると思って避けたらボールが真ん中にある。プロのバッターでも当たると錯覚させるほどのキレが黒田博樹のフロントドアにはあるようです。
この画像はWBCでの阿部慎之助が見逃し三振に倒れたシーン。
台湾の王投手の投じたフロントドアにあの阿部選手がこの反応。しかしボールの場所は?
日本ではまだ馴染みのない投球術だった象徴とも言える画像ですね。
黒田投手がこれから日本のシーズンで使っていくだろうフロントドアに日本のプロ野球界がとても参考になる事は間違いないと思います。
こういうカウントの取り方、見逃しの取り方はあるのかとまさに勉強になる事だらけです。
黒田選手のヤンキース時代のブルペンで投げる様子。
よく見れば高速で進むボールがスっと右側に動くボールがあります。これがフロントドアでメジャーのバッターをこの球で打ち取ってきたしカウント稼ぎのボールとして非常に使っていました。
最近では野球ゲームの王道パワプロでもツーシームやカットボール、Hシンカーやナックルカーブなど、具体的な球種も増えてきているのでそのうち『フロントドア』が誕生する日も近いかもしれないですね。
しかし球種ではなくそういう軌道のボールという意味なので難しいかな。
恐らくプロの投手は真似をしてこのボールを覚えようとするピッチャーは多いと思うのでメジャー帰りの黒田投手が先駆者となって日本で広めていく形になると思います。
パーフェクト投球後の評価
黒田投手が3月8日のオープン戦でヤクルト打線を4回と3/1をパーフェクトに抑えた事で各球団スコアラーも警戒を強めています。
想像以上に球が重いと分析し、広島時代の剛球のイメージもそのまま、と受けた印象を語りました。
そしてフロントドアともう一つ隠し持っていた球種が『スプリット』。
これは黒田投手の決め球の1つなのですがキャンプ中やシート打撃では投球を控えていました。理由は実戦向けの球なので、と語っていましたがマツダスタジアムでのオープン戦で遂に初披露。
ストレートとの区別がつかないほどのキレで落ちるその球はまさに脅威で術中にハマったとスコアラーは語ります。
これがメジャーで打たせてとってきた真骨頂なので今年は相当な数の内野ゴロを量産していくと思う。
いずれにせよシーズンでのピッチングは楽しみです^^
完璧な体調管理をしているイメージが強いダルビッシュでさえ右肘靭帯損傷という大怪我を負ってしまったし、とにかく1年間ケガなくやってほしいです。
黒田博樹の・・・